コンビニでお弁当を買った時、店員に「温めますか?」と聞かれた時の事である。
「温めますか?」って、私がそのお弁 当を家で温めるか温めないか、店員に言わなければならないのだろうか。頭の中に「?」が3つぐらいついたけれども、 ああそうか、温める用のお弁当と温めない用のお弁当があって、もし家で温めるのなら、温める用のお弁当を買って下さいね、という店員の親切心かも知れな い、と私はその一瞬で考えた。
「たぶん、温めると思いますけれども」私は答えた。
店員は少し怪訝な顔をしながら、「今、温めますか?」と再度私に尋ねた。
今ってどういうことよ。そういえば、店員の後ろに電子レンジらしきものがある。あれを使って温めろということなのか? でも、そんな、レジの後ろなんか に入っていいのだろうか。私がどうしたものかと困っていると、隣のレジの店員がその客に同じ事を言っていた。「お弁当温めますか?」
客が「はい」と言うと、店員は手慣れた様子でそのお弁当を後ろのレンジに入れて、ポンポンとスイッチを押していた。
ああそうなの?! 「温めますか?」は「温めましょうか?」という意味か!
そんな訳の分からない日本語、理解できるか!!!
「温めますか?」の主語は「あなた(客)が」である。「私(店員)が」では絶対にない。「私(店員)がお客様のお弁当を温めますか?」という文は、意味 上、成り立ち得ない。例えば「私はご飯を食べますか?」「私は明日東京へ行きますか』などのように、「私が××しますか?」という文は、普通は成り立たな い。さきの店員の台詞は、「私(店員)がお客様のお弁当を温めましょうか?」でなければ、絶対におかしい文である。
また仮に「客が弁当を温める」という意味で尋ねたのだったとしても、お客に対して「温めますか?」なんてため口が許されるのか。ちゃんと敬語で「お温めなさいますか?」と聞くべきである。
だからこの場面では「お弁当お温めいたしましょうか?」が正しい言葉遣いである。
それ以来、私はコンビニで「お弁当温めますか?」と聞かれた時には、「誰が?」と聞いてあげることにしている。
ところが今日、コンビニへ行ってびっくりした。「温めますか?」が進化(←この言葉遣いもおかしい。後日書く)して「温められますか?」になっていた。目が点になって、「誰が?」という皮肉の言葉さえ言うのを忘れてしまっていた。
【今日のバカ:コンビニの店員】
