あ〜あ、やっちまったね、というのが、第一の感想である。
橋下は数々のテレビ番組や週刊誌などで、わりとまともな意 見を言っていた。「たかじんのそこまで言って委員会」でも、稚拙ながらストレートに自分の意見 を述べていたように思う。暗記バカの宮崎哲弥や、どこかの手先の三宅久之などレギュラー陣に、大分悪い方へ洗脳されつつあったが、それでもその若さから故の率直な意見は、 なかなか的確で好感が持てた。
しかしここにきて、大阪府知事に立候補すると発表した。あ〜あ、ばかだねえ。これは誰かに洗脳されたのか、それとも舞い上がって勘違いしたのか。いずれにしても、せっかくここまで這い上がったのに、またダメになってしまう。
権力とは恐ろしいものである。おそらく麻薬のようなものであろう。一旦権力にすり寄って甘い汁を吸うと、そこから二度と立ち直れない。麻薬に手を出して 得をするのは、売人、しかもその大元締めだけである。麻薬を打(ぶ)った奴は骨の髄までしゃぶられて、そして廃人になって捨てられてゆくのである。橋下も 自民党 の腹黒政治家どもに良いように使われて捨てられるだけである。あるいは自分も腹黒政治家となって生き残ってゆくのか。
それなりに面白い奴だったのに、残念だね。茶髪だったことと政治家を志したことが、彼の大きな瑕疵となったことに、いつか気づくのだろうか。
あとは彼が落選して目が覚めることを祈るばかりである。
【今日のバカ:橋下徹大阪府知事候補】