2007年11月29日木曜日

No.00027 おかしな日本語4「町の××屋さん」

 

 町にあるお店の看板を見ると、最近よく「お米屋さん」「パン屋さん」など店種の後に「さん」をつけたものがある。「電気屋さん」「バイク屋さん」などもある。

  「さん」って、相手の名前などにつける敬称で しょう? お客の方が「角のパン屋さんに行って買ってくる」とか、「駅前の電気屋さんで売っているよ」など といった風に使うものである。自分のお店に「さん」という敬称をつけるというのは、自分の名前に「さん」をつけて、「私は田中さんです」と自己紹介するよ うなものである。

 敬語の使い方が滅茶苦茶になってきているが、それはこんな所にも現れている。(大人にきちんと教えられていない)子供が間違った言葉を話すのはまだしも、大人がこんな低レベルの敬語の使い方を誤るなど、世も末である。

【今日のバカ:「町の××屋さん」と臆面もなく書く、「町の××屋」】