2007年12月1日土曜日

No.00029 商業クリスマス

 

 まだ12月に入る前から、街はクリスマスのイルミネーションで派手派手しい。年々、クリスマスの宣伝を始める時期が早くなっているような気がする。

 しかしまあ、クリスチャンでもない多くの日本人が、キリスト教のお祭りに踊らされて、飲み、喰い、買い、騒ぎ、そしてセックスにふける。当然クリスチャンならそんなばか騒ぎは出来まい。聖夜は静かにお祈りをして感謝して過ごすものだからだ。

 戦後、アメリカによって白人至上、欧米礼賛という思想に洗脳された日本人は、何でも欧米のものなら「かっこいい」とでも思うのか、すぐにマネしようとする。バレンタインもそうだし、最近ではハロウィンなんてのも入ってきて、それを流行の先端だと思っているようである。

  最近少しはそのバカさ加減に気づいたのか、茶髪の度合いがましになったように感じる。髪を染めるのがおしゃれだというのなら、赤や青や紫、オレンジなど など、様々な色に染めてみろ、というのだ。どうして金茶にしかしないのか。安直に「赤や青は似合わない」「茶色が素敵だ」などと言うなよ。どうして「赤や 青は似合わない」「茶色が素敵だ」などと思うのか、その理由を良く考えてみなさい。結局は白人のブロンドに憧れてのことだろう。そういう風に洗脳されてい るのだ。

 「自分は洗脳されていない」などと言うな。カルト宗教に洗脳された信者も「自分は洗脳などされていない」と言うではないか。洗脳されている間は、自分が洗脳されている事に気づかないのだ。

  いい加減、自分が洗脳されて、商業主義の中にうまく組み入れられて、思うがままに金を吐き出させられている、と気づかなくてはならない。それに気づかな い以上、江戸時代の農民と同じ、永遠に搾取され続けるのだ。そういうと江戸時代の農民に失礼かも知れない。彼らは現代の商業奴隷たちより、ずっと知恵も あったし、問題意識も持っていただろう。

 「だって楽しいからいいじゃない」そう思っている者は永遠にそう思って、永遠に奴隷であり続ければいいさ。

【今日のバカ:「クリスマス」「クリスマス」と心浮かれている者】